翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐泊リ孫七物語 - 翻刻

唐泊リ孫七物語 - ページ 38

ページ: 38

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【右丁】 さん成事いわんかたなし其外盆おどり■しと様々 有て賑はしき事共也新き仏有所には十三日の 夜より廿日の夜迄花を立て備〴〵香たきて毎日 参詣して孝心をつくす事此世居ますことく 成り然るに八月の末頃近所に有ける主人の一族 死したり是によつて孫七を手伝の為に遣わしたり 孫七行て其そふれいのさまを見るに棺桶(クハンヲケ)に あらす箱也其箱の長さ凡一間程有る横 【左丁】 二尺五六寸にして深さも同し程有 厚板(アツイタ)を以て ふたをす箱の内金箔を置也ふとんを敷 枕(マクラ)をさ せ四つかさねの衣装を着せ頭巾をきせるた ばこ盆迄も入死人をあおなけにねさせふたの浦に も金箔をおき釘四本にてふたを打付る絹にて 上を徒々(ツツ)み廻してさて墓所へかき行地を少し 堀てくわんをおさめぐるりに石を積白にてぬり其上 を石の板瓦にてしきつめ其上に西表にして石の