翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐泊リ孫七物語 - 翻刻

唐泊リ孫七物語 - ページ 41

ページ: 41

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【右丁】 ける役人二人共■腹をおさへて追かけしか一人は 孫七か門口に見居る其前にてたをれ死す今一人は 釼を以て追かけしか二丁余程行て是もたをれ 死すそれより町内 大騒動(ヲヽソウドウ)と成り上を下へと ふしたり程もなく役人と思しき人々馳来り 鑓鉾鉄砲を持て彼とが人を尋廻りけり扨又 らうせき者は山深く逃入(ニケイリ)て高き木の空に 登り忍ひ居たるを見付出して打けるに 【左丁】 両の腕を打ぬかれ逆様に落けるを人々見て はるかの谷に落ける事なれは助かる事叶ふ事まし と言て役人衆皆々引取て右の由を言上する 彼曲者は数十丈上より谷間に落けれとも中程 にて葛(カスラ)に落かゝり手早く是をとらへかげを つたひ何国へか逃さりけり元来此所南天竺 の内の由なり物の数名を一は。しやうとう。二はろは 。三は。てが。四は。あんはつ。五はりま。六は。あんのん