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コレクション: コレクション1

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 159 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 159 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

家ニ来(キタル)大工(ダイク)即(スナハチ)其(ソノ)村(ムラ)ノモノナリ或日(アルヒ)此石ヲ預(アヅカ)リ 来リテ《割書:予》ニ見セシム似像(シザウ)ノモノニシテ面目(メンモク)鮮(アサヤカ) ナルニハアラ《見せ消ち:ヌ|ネ》ド鯛(タヒ)ヲワキバサミ烏帽子(エバウシ)ヲイ タヽクカゴトキ勢(イキホ)ヒイカサマ夷(エビス)トモイフベキモノ ナリ近辺(キンヘン)ノ石川ニ拾(ヒロ)ヒシト又 坂(サル)ノ下(シタ)東ノ山 及(ヲヨビ) 勢州 朝熊(アサクマ)山 等(トウ)大黒石ニ並(ナラ)ビ立(タテ)リイツレモ大 石ナリ前条(センテウ)ト互(タガヒ)ニ見ルベシ    後編 四   鏃石 一

現代語訳

家に来た大工は、すなわちその村の者である。ある日、この石を預かって来て、私に見せた。似像のようなもので、面目が鮮やかというわけではないが、鯛を脇に挟み、烏帽子を頂くような勢いで、いかにも夷(恵比寿)と言うべきものである。近辺の石川で拾ったという。また坂ノ下東の山および伊勢国朝熊山等の大黒石に並んで立っている。いずれも大石である。前条と互いに見比べるべきである。    後編 四   鏃石 一