伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(九・上) - 翻刻

藩翰譜(九・上) - ページ 8

ページ: 8

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【右丁】 みつからの武勇によりて攻取たる所也いかてたやすう 人手には渡すへき北条望たまはんには御勢を給てせめ とらるへうもや候と仰られ候へと答まいらせて上杉の 家人須田《割書:相|模》島津《割書:淡|路》につきて景勝に申けるは昌幸 むかし北条にしたかひ屋形にそむき参らせし事 既に本意を失ひ後悔又及かたしむかしの罪をなため られ今の難をすくひ給んに子息源二郎幸村して なかく御家人の列にしたかはしめ又侍百騎常に御陣に したかつて御馬の草■【刈ヵ】せなんいはんや昌幸か二心を 存せす微忠を抽んて候わん事此誓にたかふ事有へからすと 【左丁】 牛王宝印のうらをもつて起請文かきて奉る景勝をり ふし越後の国新発田の城攻て居たりしか此由を聞て 真田めかはしめ景勝をそむきて北条にしたかひ北条 を見あなとつて家康に降り今家康をうらみ てよりかたなく又景勝を頼まんとよくせんかたやなからん およそ乱れたる世の習にてかれをさりこれにつき是を そむき彼にしたかふ其例すくなからす窮鳥ふところに 入時は猟者もこれをあはれむといふ本文あり今かの 前悪をにくみて此急難をすくはずんは彼恩に亡なん 事も不便也又家康の武勇におそれて景勝事を左右に