翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 25

ページ: 25

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【右側】  餅巾三寸長六寸位厚み壱分位のを半分肉煎たる  を皿に少し《見せ消ち:右|大》角豆煎たるを茶碗一盃斗 一晩五ッ半時分唐藜餅有丈与へ肉焼たるを二ッの  時もあり三ッ与へける時もあり  右丈の食物也又五七日の内に唐藜粉を糊の如く  ねり詰たるに砂糖少し牛の乳汁を入能焚よく練  詰たるを与へ外に内の娘隠して昇二ッも与へける 【左側】  是は其時分腹には結構なる物と給知名バツトリトと申  右等の給物斗りにて日々農家の仕事仕ける故空  腹かちにて今か〳〵と暮し居ける 一朝は飯前近き山へ薪取昼は農家の仕事をし  又ある日は山中へ牛の乳汁絞りに日本人も連行ける 一太吉畑仕事は致され共薪取に参る事あり多く  は牛よけの畑のくるりの垣結毎日〳〵その仕事