翻刻
【右側】
餅巾三寸長六寸位厚み壱分位のを半分肉煎たる
を皿に少し《見せ消ち:右|大》角豆煎たるを茶碗一盃斗
一晩五ッ半時分唐藜餅有丈与へ肉焼たるを二ッの
時もあり三ッ与へける時もあり
右丈の食物也又五七日の内に唐藜粉を糊の如く
ねり詰たるに砂糖少し牛の乳汁を入能焚よく練
詰たるを与へ外に内の娘隠して昇二ッも与へける
【左側】
是は其時分腹には結構なる物と給知名バツトリトと申
右等の給物斗りにて日々農家の仕事仕ける故空
腹かちにて今か〳〵と暮し居ける
一朝は飯前近き山へ薪取昼は農家の仕事をし
又ある日は山中へ牛の乳汁絞りに日本人も連行ける
一太吉畑仕事は致され共薪取に参る事あり多く
は牛よけの畑のくるりの垣結毎日〳〵その仕事