翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 33

ページ: 33

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【右側】    中の見知越にて生得心入能人にて此節日本    人四人跡へも先へも行に行れす難渋の折から    仮にヒロトの情にて四人共に相応の家に有付ける    異国舟の中にて一向湯水与へす強て乞けれ    は綱の末にて打擲する者二人有けり情なき    目に逢し日本人の苦痛言語に絶て歎ヶ敷    事にて有ける其一人のわる者名アラナ 【左側】    破船後ワイマハシに入聟に成けるか程へず    して博奕に打まけ又は悪事も有之所の    者聞入しして役場へ達ける末に大なる    鉄くさり二広なる両端に足入る所あり    それに錠をおろし置暫く咎にあひぬ其末    マサタランにて太吉蔵家役の節は右のアラナ    外舟の有主に成太吉にこびへつらひして