翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 45

ページ: 45

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【右側】  尤帯なしゆへさし所なし 一カンボサンへ段々心易く相成旅人とて厚く  世話あり折々此所へ参る度に少しつゝにても  日本近くへ参り度頼み置ける 一日本人爰の逗留も長〳〵と相成何そ不自由  はなけれ共居て楽みなし我国に戻るにはてだて  なく朝夕いろ〳〵考へ日本人折々寄合それ 【左側】  是と咄合いつれイシハンヤとやら迄参りたき  事を申居たり 一此所もサンホセ通り十一月中旬比浜辺に小屋  掛あり村々より出人多く大に賑事八日の間あり 一農家の遣ひ馬耳長し鳴声法螺貝のことし  乗馬よりも細し 一ある日役場カンボサンゟ太吉呼に参るサンホサン