翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 47

ページ: 47

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【右側】  便船にて心嬉しくはあれ共一个年三月世話に  成りし名残をおしみカンホサン方へ参り居たりしに  太吉荷物役場差図にて役場鉄方炮役の者  舟場へ持運ふの所へその日差支へ居合無之故  カンホサン子息と家来舟場へ送り参り其外所の  人〳〵見送りくれその日七時分乗込になりぬ 一此アンブリコの舟翌日マサタラン出帆して夫より 【左側】  サンブラスへ自分用にて二日二夜にて乗付ける  アンブラコの商舟荷物揚置其代銀取に廻りし  也今度イシハンヤへの便りは砂糖多葉粉買に参候  便也此サンブラス産物芭蕉の実沢山也二百石  三百石積年中積出し諸国へ出すビメンタも国  産にて積出す也此所に銀調ふ迄四五日逗留  にて出帆夫より五十日目の間向へ雲うけたる