翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 48

ページ: 48

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【右側】  所を地方と申事船頭申その夜一夜を明し  五十一日めの朝島か雲かと思しきを見る夫より  九日走り通しにて五十九日めにイシハンヤのマネラ  に着碇を入たり此大湊イキリスアメリカアソブリコ  ヲランダイタリヤアノメヒカノジヤカタラ唐土舟皆大船  はかり此地の産物米砂糖多葉粉枝木買積  に数艘かゝり居候太吉便船灘懸りに居る 【左側】  ある日島へ上り見るに大なる寺あり寺の惣構  四方四丁有惣高塀其境内に日本寺の様なる  本堂見へす其内に段々家あり海辺の方へは  長破戸筋に立石火矢十長挺備ある此所舟繋き  場に古き石火矢を押建ある塀めの水はき  戸井同断古き石火矢用ひある此寺裏表に  鉄炮の番あり寺へ行道の橋三間の橋三ッ過