翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 49

ページ: 49

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【右側】  中に六間の橋一ッ此橋の下舟上り行其橋  過て又三間の橋二ッあり誠厳重の城郭とも  見ゆる昔は此寺地頭にて有けるよし今イシハンヤ  へ打取られ随ひゐるよし 一此所イシハンヤ役場へ出送り状さし出せし時役頭  より日本人にむかひ詞わかるましと申により言葉  分ると答夫より段々申向しかは船頭何某 【左側】  ビロトは何某此品の舟吹放され沖中へ漂流の折  から帆柱もなき日本舟の積荷取たる事少々  語れは役人聞つらく面白からさる体ゆへ太吉咄  やめけるにいつれ暫く舟に居る様の事申ゆへ  舟へ戻り居る 一此イシハンヤ唐土近く有之国にて上国にても有  口に産物沢山の地也