翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 50

ページ: 50

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【右側】  一此所役人舟に参り便船は彼舟也彼舟に乗  うつるやうの差図有しに乗移り居けるが又  その舟に役人参り此便銀を出して渡るか食用  持て渡るかの事申聞るゆへ食用も金もなし  送状を持て渡ると答けれは金なし給物なし  にて渡る事不叶趣申聞る故我々日本舟也  積荷此イシハンヤ舟より鉄炮を備へ参り何に迄 【左側】  積取れけれは銀所持ある筈なし依て送り状にて  渡り行の段答けれは其趣役場へ達しける後  食粮物白米迄役場よりさし出ける 一六月六日イシハンヤマネラを乗出しける此便船は  米たはこ大造積入唐土チヤハツヲヽモンへの便也日数  八日してヲヽモンへ《見せ消ち:の便也|着船頭》同道岡へ上り大家を見かけ  又諸国の出張役所へ七个所程出けれ共決て受