翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 51

ページ: 51

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【右側】  込上る之人なし八个所めポツトカヘシの役場へ参けれは  当役両人対面の上船頭ゟそれ〳〵の訳にて乗せ参  し故引受方之義頼入けれは其趣二階へ上り役頭へ  申達の上明日参る様の答に付その日は又舟に帰り  又々翌日船頭同道して参けるに船頭自分問屋へ這  入隙入けるゆへ日本人はかり役所へ出ける其節出役と  彼是の咄詞わかるやうに太吉申ける趣一々二階主人 【左側】  へ相達けるか其節申様は此方へ引受かたしかしこのバア  ゼルへ参らは日本へ帰国のせわ有へしと差図しける  此バアゼルと申はアメリカ出張所役場也ハアセルとはアメ  リカ詞にて寺也寺にてはあらす扨バアゼルに参りし折は  主人出違なりしが家来と咄合する内旦那立帰り  是は日本人参りしかおまへどこからどふして参りし  やと日本詞にて申ける太吉外国詞にて受答へし