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【右側】
よし聞伝ふ
扨船頭申は岡へ上り詞わかるまし舟へ居るやと申事彼国
詞にて申けるゆへ太吉もかの国詞にて岡へ上り賃舟等
頼み度と申けれは船頭申付にててんまより岡へあけ
けり夫ゟ日本人両人其所方〳〵尋廻り見れ共一向
引受くるゝ家なくうろたへ歩行廻りし折からイキリス
出張の鉄炮方四人其元何人にて何方を尋ありく者
【左側】
かと申ゆへ我〳〵いつ方ゟ参りケ様〳〵の訳にて難儀
致よし始終を語れは四人の上役ゟ差図にて下役の者
同道夫ゟ又方々尋廻りけれ共一夜を明させる家なく
せんかたなく夜五ッ比あき家にて一夜を明せよとの
差図して鉄炮方と引わかれ夕飯何も給すして明
家に脚かけなから夜も寐入す夜を明しける難渋たとゆ
る物なく翌朝明家を立出前夜より食事なしゆへ