翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 61

ページ: 61

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【右側】  其奥段〳〵行ける先は大川に成千石積位の川舟  二三十艘もかゝりゐる所もあり其たんぼ行詰になり夫  より半道計りの所駕にて行けるが渡場に成川中  十丁位の処川舟にて渡る又夫より駕にてホンチウへ着  ニンホゟホンチウ迄の内城下見かけし数《割書:チンツウ チヤウ|  チツウ  チヤツウ》  ホンチウ其外あり此ホンチウ大国也唐人国にての城郭  殊に厳重也太吉伊之助ニンホより上下三人の役人 【左側】  付添川陸国継宿継舟駕にてホンチウ役場へ送届に成  ホンチウは日本渡海の唐人の地頭也唐舟此国役場より  仕出しになる夫故か日本人漂流此度太吉伊之助漂流  人にて万事役場よりせわ多し両人此所の宿は役人宿  也役人宿と申は在宅役人出府の節勤番中の宿也  此度日本人両人此宿の裏家数〳〵あり其所へ両人  部屋渡り表通りゟ二丁も入込所也