翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 64

ページ: 64

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【右側】  身柄等の事はホンチウゟ差配有之此サホはジンヲ領也  甚入込たる所なり 一日本両人十二月三日着唐人舟日本への出舟前着せし  ゆへその舟より便船に成へきを日本人一日にても留置  丈の所賄代其外出銀余慶の徳あるに欲心を出し  惣懸り分申分日本人の逗留長きを好む故彼是  と役場へ申日本人へは日本への送状天下より出る事 【左側】  ゆへ其状京府の往来半ヶ年も懸る其間逗留せす  して叶はしなとゝ申聞けれ共太吉承知せす我々他  国に流付三四ヶ年の所方〳〵にありき其事を役  場不知して送状認は叶まし左様偽り申へからす  と返答しけれは一言なし其舟に乗らすして逗留  せし内ホンチウ奉行より掛り役も被召呼呵に合ける  方〳〵して漸夏舟より渡海の都合相調巳六月十八日