翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 65

ページ: 65

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【右側】  丼数八種魚鳥肉其外料理ていねいにて役場より  被下同廿二日唐土サホ出船にて七月十一日肥前長崎  に五ヶ年を経て着七月ゟ九ヶ月長崎にありて  午三月十六日蒙御免古郷島原に着  島原にて太吉直談さま〳〵ありその中に  マサタラン繁栄の大国にて人物優美の体也然るに大なる 【左側】  学文所あり諸国より浴になるに太吉その近辺の人に  尋ねしは当国学文と申は先親の孝を致し君に忠を  尽し仁義礼智信の事第一の教ならんと申けるに  その人大に笑ひ学文といふはその事にあらす親に孝を  致し君に忠を尽し五常の道なと申は唐人の申事也  親に孝君に忠仁義礼は生れ落るより人の身に備り  あれは学文の及はすと申けるとそ