翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

海鰻百珍 - 翻刻

海鰻百珍 - ページ 19

ページ: 19

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【右丁】  夕雲(ゆふくも)といふ 一 百草霜(なべすみ)をすりませたるを半(なかは)取合(とりあは)せたる  を村雲(むらくも)といふ 一 山梔子(くちなし)の汁(しる)を摺交(すりまぜ)たるを黄金環(わうごんくわん)といふ 一 卵(たまこ)を摺(すり)ませたるを橋柱(はしはしら)といふ 一 青(あを)とりの子をすりませたるを青海波(せいかいは)といふ 一 未醤(みそ)をすり交(まぜ)たるを驛路(ゑきろ)の鈴(すゝ)といふ 【左丁】 一 山梔子染(くちなしそめ)紅染(へにぞめ)白(しろ)と三 色(いろ)かさね合して  布(ぬの)に包(つゝ)みさつと蒸(むし)たるを夕虹(ゆふにじ)といふ   右の品(しな)薄(うす)き杉板(すぎいた)に盛(もり)《割書:かまぼこ形(なり)|或は角形(かくなり)》又は   杉折(すぎをり)に盛(もり)蒸加減(むしかげん)心得(こゝろへ)有べし切やうは   料理(りやうり)に従(したか)ひ方圓(はうゑん)長短(ちやうたん)いろ〳〵に切なり   交(まぜ)もの色付物(いろつけもの)品々 有(ある)へし考(かんが)へ製(せい)すべ   し遣(つか)ひ方(かた)荒増(あらまし)左(さ)の通(とお)り