翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

海鰻百珍 - 翻刻

海鰻百珍 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

【右丁】 一すり身(み)を饅頭(まんちう)の如く拵(こしら)へ中へ山椒(さんせう)みそを  包み平(らう)やき鍋(なべ)にて両面に炙目を付け  たるを海鱧(はむ)饅頭(まんちう)といふ 一 柚(ゆ)の中をよくさらへ右のすり身(み)に黒胡麻(くろごま)干(ひ)  山椒(さんせう)なと交合(ませあは)して柚未醤(ゆみそ)の如(こと)く蒸(むし)たる  を花橘(はなたちはな)といふ又燒たるを阿弥陀堂と云 一すり肉(み)を粽(ちまき)のことく青笹(あをさゝ)にて巻(まき)てむし 【左丁】  やき塩或は大根おろし醤油 蓼酢(たです)等に調(てう)す  海鱧(はむ)粽(ちまき)といふ 一すり身(み)を未醤(みそ)汁にてゆるめ燒鍋(やきなべ)に入 文(とを)  火(ひ)にて煮(に)つめて雲丹(うに)のやうに成たるを度(ど)  とす是を海鱧豉(かいまんし)といふ 一すり身(み)を卵(たまこ)にてゆるめ饅頭(まんちう)の大さにして  蒸(むし)て葛(くず)あんかけ山葵(わさび)を加ふ是を咬(ジヤ)𠺕(ガタ)吧(ラ)