翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

海鰻百珍 - 翻刻

海鰻百珍 - ページ 38

ページ: 38

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【右丁】 一 土器(かはらけ)を能(よく)やき置(おき)朧(おほろ)に少し味(あぢ)つけたる  を盛(もり)煮上(にへあか)りたるを食(しよく)す是を深草炙(ふかくさやき)  といふ吸口ひざんせう【注】 一 葛(くず)を水にて解(とき)その水にてすり身(み)をゆ  るめ塩(しほ)少し入て杦折(すぎおり)にてむし至極(しごく)の細(ほそ)  切にして薄(うす)ずまし吸口(すいくち)花柚(はなゆ)あるひは山椒(さんせう)  の芽(め)これを八 盃(はい)ばむといふ 【左丁】 一やき豆腐丸煮にしておぼろはむを別  に湯煮(ゆに)にして金杓子(かなしやくし)にてすくひかけ  たるを衣笠山(きぬがさやま)といふ 一八 盃(はい)はむを薄塩湯(うすしほゆ)にてさつと煮(に)茶椀(ちやわん)  に盛(もり)葛(くず)あんかけたるを白魚(しらうを)もどきと云  吸口わさび 一すり肉(み)を薯蕷(つくねいも)にてゆるめ出し汁(しる)を少し 【注 「ざ」とした字は「さ」に「゜(半濁音)」ヵ。発音は「ツァ」】