翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

海鰻百珍 - 翻刻

海鰻百珍 - ページ 41

ページ: 41

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【右丁】    皮《割書:はむをおろし肉(み)を残らす取(とり)たる皮也|》     海鱧皮(はむのかわ)両面(りやうめん)より少し火(ひ)どれば     小骨(こほね)むら立もの也 钁(けぬき)【鑷の誤記ヵ】にて悉(こと〳〵)く     抜取(ぬきとり)遣(つか)ふべし 一はむの皮を薄(うす)く醤油つけ焼(やき)にして冷(さま)  し置細々 刻(きざ)み大根瓜 蒲栗瓜(かぼちや)独活(うと)など  と共(とも)に鱠(なます)にしたるを海南(かいなん)佳品(かひん)といふ俗(ぞく)に 【左丁】  いふ皮鱠(かはなます)なり 一 塩煮(しほに)にしたる長蕷(ながいも)をはむの皮(かは)にて包(つゝ)み  藁(わら)にてあら〳〵と巻山椒 醤油(しやうゆう)付やきに仕(し)  たるを万年松(ばんねんしやう)といふ小口切にして肴(さかな)とす 一皮を四五分ばかりに竪(たつ)に切さつと味付たる  牛蒡(ごぼう)を巻(まき)て結ひとめ山椒(さんせう)醤油付炙  にしたるを八幡炙(やはたやき)といふ