翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

海鰻百珍 - 翻刻

海鰻百珍 - ページ 44

ページ: 44

翻刻

【右丁】    腸(わた)《割書:はむのわたの遣ひ方也|》     ゑらを取去(とりさり)庖丁(はうてう)にてしごき洗(あら)     ひて二三 篇(べん)水に浸(ひた)し解(とけ)たる     腸(わた)をは流(なか)し捨(すて)て用ゆ 一 腸(わた)を六七分ばかりに切 薄塩湯(うすしほゆ)にてさつ  と渫(ゆで)【煠の誤】て赤味噌(あかみそ)にて和(あへ)たるを泥田棒(とろたぼう)と  いふあしらい物 蘘荷子(めうかのこ)木耳(きくらげ)の類 【左丁】 一よき程に切たる腸(わた)をうす醤油 酒(さけ)しほかげんよく  鍋燒(なべやき)にし吸口(すいくち)には葱(ねき)の小口切随分うすく刻に【みヵ】  おろし生姜(しやうが)にて食す是を假團魚(かだんぎよ)と云  俗(ぞく)にいふ鼈(すつほん)もときなり 一 紐(ひも)わたの小口を切 渫(ゆで)【煠の誤】たる蕗(ふき)を一ぱいにさし込(こみ)  薄醤油(うすしやうゆう)にて煮上(にあげ)よき程に切て取肴(とりさかな)と  す又さし込の臛(にもの)にも遣(つか)ふ是をきせる筒(づゝ)と