翻刻
とりはけ
ひめにあ
たり月【産み月】を
こへてくるし
めり
【吹き出し】
いかに太郎なんぢ
をやく【お役ヵ】われをねん
する事年久し
よつて此度のわつらい
をすくひゑさする かまへ
て【必ず】うたがふ事なかれ しか
しまめ入【豆煎りヵ】はたくさんに
しやれ どらやきさつまい
もよものあか【四方の赤=銘酒「たきすい」】もちつい【つい:ちょっと】や
いとぎやう【灸饗=灸をすえる時、苦痛の慰めのために食べる菓子。また灸をすえた子どもへの褒美。13コマの豆煎りもこの意と思われます。】によかろ
きみやう
てうらい
〳〵
【帰命頂礼=拝み言葉】
【左頁】
石山のくはんせおんぼさつあさい
太郎かゆめにつけてのたまはく
三郎があくねん人みんをなや
ます事いとふひんなり
これをまぬかれんにはきたる
たんこのあけ七ツにいふき山
のよもきをとりきうぢ【灸治】せば
やまひこと〳〵く
へいゆうすべしと
つけさせたまうぞ
ありがたき
〳〵
〳〵
【左頁・下】
はやうあげ
ましたい【差上げ致したい】
ものじや
【左頁・中央】
これで二
ばんせん
じだ