翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 105

ページ: 105

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  《割書:中指(たか〳〵ゆび)をさし|入て引(ひく)べし》又 一人(ひとり)は胸(むね)の上(うへ)をさするべし又 一人(ひとり)は臂(ひぢ)と   足(あし)とをのべたり屈(かゞめ)たりすべし半時(はんとき)ばかり如(かくの)_レ此(ことく)すれ   は息(いき)出(いづ)るなり息(いき)出(いで)て後(のち)又 半時(はんとき)ばかり前(まへ)のごとくし   て後(のち)粥清(わり)をすこし用(もちゆ)ゆべし人 大勢(おほぜい)有所(あるところ)なら   ば右(みぎ)の外(ほか)に又 両人(りやうにん)して病人(べうにん)の両(りやう)の耳(みゝ)を筆(ふで)の軸(ぢく)   にて一 度(ど)に吹(ふく)べし猶(なを)以(もつて)よし如(かくの)_レ此(ごとく)しては活(いき)ざる   者(もの)なし朝(あさ)縊(くびくゝり)て暮(くれ)に見付(みつけ)たるは死切(しにきり)身(み)冷(ひえ)ても   活(いく)もし夜中(やちう)に縊(くびくゝり)て明朝(みやうちやう)見付(みつけ)たる活(いき)がたし ◯又方                      金匱要略【四角の囲み線】   梁上塵(りやうしやうぢん)《割書:やねの下(した)桁(けた)の上(うへ)の|ほこりなり》豆(まめ)の大(おほき)さほど筆(ふて)の軸(ぢく)に   入れ同(おな)じやうに四(よ)ツこしらへて四人(よにん)して病人(べうにん)   の鼻(はな)の孔(あな)両(りやう)の耳(みゝ)へ壱ツ宛(づゝ)さし入(いれ)四人(よにん)息(いき)をそ   ろへ一 度(ど)に力(ちから)一はい吹入(ふきいる)べし即(すなはち)活(いき)かへる  外臺【四角の囲み線】 ◯又方   葱(ひともじ)の長(なが)さ六七寸 病人(べうにん)の両(りやう)の耳(みゝ)鼻(はな)へさし入る   べし血(ち)少(すこ)し出(いで)て息(いき)出(いづ)べし          本草【四角の囲み線】 ◯魘(おそはれ)死者(しゝたるもの)あらばしづかに手にても又は風呂敷(ふろしき)の  やうなる物(もの)にても病人(へうにん)の口(くち)鼻(はな)にあてゝ息(いき)の出(で)