← 前のページ
ページ 107 / 117
次のページ →
翻刻
◯溺水(みずにはまり)て死(しゝ)たるには
塩(しを)を臍(へそ)の中(なか)へ入(いれ)置(をく)べし 救急方【四角の囲み線】
◯又方
石灰(いしはい)を布切(ぬのぎれ)に包(つゝみ)て尻(しり)の穴(あな)へさし入れ置(お)くべし
暫(しばし)して水(みづ)出(いで)て活(いく) 千金方【四角の囲み線】
◯又方
竃灰(かまとのはい)二 石(こく)に病人(べうにん)を埋(うつみ)置(をく)べし水(みづ)出(いで)て活(いく) 金匱要略【四角の囲み線】
◯又方
梁上塵(りやうしやうぢん)《割書:やねの下の桁(けた)の|上(うへ)のほこりなり》鼻(はな)の孔(あな)へ吹(ふき)入てよし 本草【四角の囲み線】
◯高(たか)き所(ところ)より堕(おち)大木(たいぼく)大石(たいせき)に打(うた)れ或(あるい)は馬(むま)より落(おち)たるには
病(べう)人の口(くち)鼻(はな)眼(め)の上(うへ)に風(ふ)ろしきのやうなる物(もの)を
かけ息(いき)の出(いで)ざるやうにして置(をく)べし暫(しばし)すれば
息(いき)出(いづ)るなり息(いき)出(いで)眼(め)開(あきたら)ば熱(あつ)き小便(せうべん)をのます
べし 千金方【四角の囲み線】
◯高(たか)き所(ところ)より堕(おち)絶(たえ)入らんとして言(ものいふこと)ならざるには
急(きう)に熱(あつ)き小便(せうべん)のませてよし 医学六要【四角の囲み線】
◯冬日(ふゆのひ)凍死(こゝえしゝ)て四肢(てあし)直(すく)み口噤(くちくひつめ)少(すこ)し息(いき)ばかりあるには
大釜(おほがま)にて灰(はい)をあつく炒(いり)袋(ふくろ)に入て心上(むねのうへ)を熨(のし)てよし