翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 107

ページ: 107

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◯溺水(みずにはまり)て死(しゝ)たるには   塩(しを)を臍(へそ)の中(なか)へ入(いれ)置(をく)べし           救急方【四角の囲み線】 ◯又方   石灰(いしはい)を布切(ぬのぎれ)に包(つゝみ)て尻(しり)の穴(あな)へさし入れ置(お)くべし   暫(しばし)して水(みづ)出(いで)て活(いく)              千金方【四角の囲み線】 ◯又方   竃灰(かまとのはい)二 石(こく)に病人(べうにん)を埋(うつみ)置(をく)べし水(みづ)出(いで)て活(いく)  金匱要略【四角の囲み線】 ◯又方   梁上塵(りやうしやうぢん)《割書:やねの下の桁(けた)の|上(うへ)のほこりなり》鼻(はな)の孔(あな)へ吹(ふき)入てよし  本草【四角の囲み線】 ◯高(たか)き所(ところ)より堕(おち)大木(たいぼく)大石(たいせき)に打(うた)れ或(あるい)は馬(むま)より落(おち)たるには   病(べう)人の口(くち)鼻(はな)眼(め)の上(うへ)に風(ふ)ろしきのやうなる物(もの)を   かけ息(いき)の出(いで)ざるやうにして置(をく)べし暫(しばし)すれば   息(いき)出(いづ)るなり息(いき)出(いで)眼(め)開(あきたら)ば熱(あつ)き小便(せうべん)をのます   べし                    千金方【四角の囲み線】 ◯高(たか)き所(ところ)より堕(おち)絶(たえ)入らんとして言(ものいふこと)ならざるには   急(きう)に熱(あつ)き小便(せうべん)のませてよし        医学六要【四角の囲み線】 ◯冬日(ふゆのひ)凍死(こゝえしゝ)て四肢(てあし)直(すく)み口噤(くちくひつめ)少(すこ)し息(いき)ばかりあるには   大釜(おほがま)にて灰(はい)をあつく炒(いり)袋(ふくろ)に入て心上(むねのうへ)を熨(のし)てよし