翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 113

ページ: 113

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  の上をなづれば三日の中にいほふ     甲乙経【四角の囲み線】 ◯五穀(ごこく)其(その)外(ほか)一切の食物(しよくもつ)をくはず然も身に病(やまひ)なく手  足(あし)の力少も衰(おとろへ)ざる方   白米(はいまい)壱 斗(と)を井籠(せいろう)に入れ百 度(たひ)蒸(むし)干(ほし)置(おき)一 握(にぎり)   づゝ毎日水にて三十日のめば死(しする)まて一切の食(しよく)   物くひたからず              壽世保元【四角の囲み線】 ◯又方   黒大豆(くろまめ)よくむして一日 食物(しよくもつ)をくはす翌日(あくるひ)   かの黒大豆食て外の食物(しよくもつ)を食事(くふこと)なく渇時(のとかはくとき)   は水をのむべし如(かくの)_レ此(ことく)一年 程(ほと)すれば後(のち)には   一切の食(くひ)物を食事なくて仙人となる    博物志【四角の囲み線】 ◯又方   黒大豆(くろまめ)五 合(がう)胡麻(ごま)三 合(がう)水に一夜 浸(ひた)し蒸事(むすこと)三 度(ど)   扨(さて)よく干(ほし)て二 色(いろ)ともに手にて皮(かは)を取(とり)つき   くだき挙(にきりこぶし)の大(おほきさ)につくね甑(こしき)の中に入て戌(いぬ)の剋(とき)   より子の剋(こく)まで蒸(む)して翌日(あくるひ)寅時(とらのとき)に取出(とりいだ)し   日に干(ほし)付て食(くふ)べし挙(にきりこぶし)の大(おほきさ)につくねたるを   壱つ食へは七日 飢(ひたるから)ず二つ食(く)へは四十九日 飢(ひたるから)ず