翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 19

ページ: 19

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   切(きれ)を浸(ひたし)て布切(ぬのきれ)をあたゝめしぼり胸(むね)をあたゝめ    てよし冷(ひゆ)れば度(たび)〳〵かへ用(もち)ゆ 陸氏積徳堂方【四角の囲み線】  ○中風(ちうぶ)腹痛(はらいたむ)には    素湯(さゆ)に塩(しを)をたてゝ用(もちゆ)べし痰(たん)を吐(はき)て早速(さつそく)    にいたみやむなり               肘後方【四角の囲み線】 ○中風(ちうぶ)口噤(くちくいつる)たるには    芥子(からし)壱匁 醋(す)茶碗(ちやわん)に二はい入一はいにせんし    頷(おとがい)頬(ほう)の下(した)につけてよし       冠氏衍義【四角の囲み線】 ○中風(ちうふ)口喎(くちゆがみ)たるには    石灰(いしばい)醋(す)にて炒(いり)てこねて泥(とろ)のことくし頬(ほう)に    塗(ぬる)左(ひだり)へゆがみたるには右(みぎ)にぬり右(みぎ)へゆがみたる    には左(ひだり)の方(かた)へぬるべし      冠氏衍義【四角の囲み線】 ○中風(ちうぶ)口喎斜(くちゆがみ)て二 年(ねん)も三 年(ねん)も愈(いえ)ざるには    青松葉(あをまつば)五匁 細剉(こまかにきさみ)絹(きぬ)の袋(ふくろ)に入(いれ)酒(さけ)五 合(がう)入(いれ)煎(せんじ)て    二 合半(がうはん)になりたる時(とき)松葉(まつば)を取出(とりいだ)してすて酒(さけ)    ばかり少しづゝのむべし        古今医綂【四角の囲み線】 ○中風(ちうぶ)眩(めまふ)には    蝉退(せんたい)《割書:せみのぬけがらなり|かしらとあしをすつべし》弐匁 少(すこ)し炒(いり)て粉(こ)にして