翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 52

ページ: 52

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  てくゝり二本の指(ゆひ)の爪(つめ)と肉(にく)との四所(よところ)へかゝるやう   に灸(きう)すべし左(ひだり)に図(づ)あり見合(みあはす)べし  医綂【四角の囲み線】    【図】    此 黒(すみ)の所に灸(きう)すべし  ●健忘(けんぼう) 物(もの)わすれする病(やまひ)なり ◯うか〳〵と物(もの)わすれするには   石菖蒲(せきしやうぶ)の根(ね)毎(まい)日 食(くひ)てよし     医綂【四角の囲み線】 ◯又方   戊子(つちのえねの)日 桃枝(もゝのえだ)二寸 切(きり)て枕(まくら)の中ヘ入 置(をき)て枕(まくら)に   すれば物(もの)わすれせず         聖恵方【四角の囲み線】 ◯又方   七月七日 蜘蛛(くも)一 疋(ひき)とりて我(わが)衣裳(いしやう)【左ルビ:きるもの】の間(あいだ)又は   衣裳(いしやう)【左ルビ:きるもの】を入る箱(はこ)などの中ヘ入 置(をき)て人にしら   す事なかれ廿日(はつか)ばかりの後一切の事   わすれず              聖恵方【四角の囲み線】  ●驚悸(けうき) かりそめの事にもおどろく病(やまひ)なり ◯常(つね)に物(もの)おびえして何(なに)となく恐(おそろ)しきやうなるには   胡麻油(ごまのあぶら)毎日(まいにち)少宛(すこしづゝ)のみてよし    本草【四角の囲み線】