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てくゝり二本の指(ゆひ)の爪(つめ)と肉(にく)との四所(よところ)へかゝるやう
に灸(きう)すべし左(ひだり)に図(づ)あり見合(みあはす)べし 医綂【四角の囲み線】
【図】 此 黒(すみ)の所に灸(きう)すべし
●健忘(けんぼう) 物(もの)わすれする病(やまひ)なり
◯うか〳〵と物(もの)わすれするには
石菖蒲(せきしやうぶ)の根(ね)毎(まい)日 食(くひ)てよし 医綂【四角の囲み線】
◯又方
戊子(つちのえねの)日 桃枝(もゝのえだ)二寸 切(きり)て枕(まくら)の中ヘ入 置(をき)て枕(まくら)に
すれば物(もの)わすれせず 聖恵方【四角の囲み線】
◯又方
七月七日 蜘蛛(くも)一 疋(ひき)とりて我(わが)衣裳(いしやう)【左ルビ:きるもの】の間(あいだ)又は
衣裳(いしやう)【左ルビ:きるもの】を入る箱(はこ)などの中ヘ入 置(をき)て人にしら
す事なかれ廿日(はつか)ばかりの後一切の事
わすれず 聖恵方【四角の囲み線】
●驚悸(けうき) かりそめの事にもおどろく病(やまひ)なり
◯常(つね)に物(もの)おびえして何(なに)となく恐(おそろ)しきやうなるには
胡麻油(ごまのあぶら)毎日(まいにち)少宛(すこしづゝ)のみてよし 本草【四角の囲み線】