翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 64

ページ: 64

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◯耳(みゝ)痛(いたむ)には   砥(と)にて小刀(こかたな)を磨(とぎ)砥(と)の上に黒(くろ)くおりたる鉄(かな)   気(け)の水 少(すこし)耳(みゝ)の中へ入てよし       赤水玄珠【四角の囲み線】 ◯一切の虫(むし)耳(みゝ)の中へ入たるには   胡麻油(ごまのあぶら)少し耳(みゝ)の中へ入てよし      医綂【四角の囲み線】  ●鼻(はな) ◯風気(かざけ)もなくて鼻(はな)塞(つまり)たるには    梁上塵(りやうしやうぢん)《割書:やねの下 桁(けた)の上の|ほこりなり》鼻(はな)の中へ入ふきいれて   よし                  普済方【四角の囲み線】 ◯又方   釜(かま)の底(そこ)の墨(すみ)五分水にて飲(のみ)てよし    普済方【四角の囲み線】 ◯鼻(はな)の中より小 指(ゆび)のごとくなる物出来て痛(いたむ)には   釜(かま)の底(そこ)の墨(すみ)つけてよし        千金方【四角の囲み線】 ◯鼻(はな)赤くなりたるには   常(つね)に塩(しを)にじり付てよし         直指方【四角の囲み線】 ◯何(なに)の事もなくて鼻(はな)柱(はしら)痛(いたむ)には   硫(い)【琉】黄(わう)《割書:つけ木の青きくすり|なり》粉(こ)にして冷(ひや)水にて   ときつけてよし             澹寮方【四角の囲み線】