翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション1

袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 81

ページ: 81

翻刻

  醋(す)にて梁上塵(りやうしやうぢん)《割書:やねの下(した) けたの|うへのほこりなり》をときて乳(ち)   にぬりてよし                千金方【四角の囲み線】 ◯乳(ち)の上(うへ)の腫物(はれもの)には   胡麻(ごま)炒(いり)焦(こが)し粉(こ)にして燈油(ともしあぶら)にてとき   つくべし                  本草【四角の囲み線】 ◯乳癰(にうよう)には   雄鼠屎(ゆうそし)《割書:両(りやう)方とがりたる|鼠(ねずみ)のふんなり》七ツ粉(こ)にして酒(さけ)にて   のむべし汗(あせ)出(いで)てよし            壽域方【四角の囲み線】 ◯又方   葱白(ひともしのしろみ)切(きり)爛(たゝらかし)て熱(あたゝめ)帛包(きぬにつゝみ)て乳(ち)の上(うへ)をたび〴〵   熨(のし)てよし                 種杏仙方【四角の囲み線】  ●前陰(ぜんゐん) 小便道(せうべんだう)の病(やまひ)なり ◯女(おんな)の前(まへ)しきりに痒(かゆく)或(あるい)はつぶ〳〵と汗(あせ)ぼのやう  なる物(もの)出来(でき)たるには   胡麻(ごま)口(くち)にて嚼(かみ)たゞらかし付(つけ)てよし     肘后方【四角の囲み線】 ◯女の前(まへ)腫(はれ)或(あるい)はこまかなる瘡(かさ)出来(でき)たるには   硫黄(いわう)《割書:つけ木(ぎ)の青(あを)きくすりなり|》粉(こ)にしてつけて   よし乾(かはき)て付(つけ)がたきには唾(つばき)にて付(つけ)てよし  肘後方【四角の囲み線】