翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 84

ページ: 84

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◯小児(せうに)臍(へそ)より汁(しる)出(いて)或(あるい)は腫(はれ)痛(いたむ)には   伏龍肝(ぶくりようかん)《割書:かまどの下の灰の下の|やけつちなり》粉にしてつけて   よし                  聖恵方【四角の囲み線】  ●口瘡(こうさう) 小児(せうに)の口(こう)中のやまひなり ◯鵞口(したしとぎ)【左ルビ:がこう】【注】舌(した)一 面(めん)に白く或(あるい)は舌(した)の下に少(ちいさ)き舌(した)の様(やう)なる  物出来たるには   赤小豆(あづき)粉にして醋(す)にてときぬるべし  普済方【四角の囲み線】 ◯鵞口(したしとぎ)【左ルビ:がこう】一 面(めん)に出来て舌(した)白きには   燕脂(えんし)《割書:女の口につくる|へににてもよし》ときぬりてよし    集簡方【四角の囲み線】 【注 和名「したしとぎ(舌粢)」。漢名「がこう(鵞口)」。】 ◯口中(こうちう)に細(こまか)なる瘡(かさ)出来(でき)たるには   釜下黒(なべすみ)つけてよし           普済方【四角の囲み線】 ◯舌(した)の下に又 舌(した)のごとくなる物(もの)出来(でき)たるには   伏龍肝(ふくりようかん)《割書:かまどの下(した)の灰(はい)の下(した)の|やけつちなり》酒(さけ)にてときつけ   てよし                千金方【四角の囲み線】  ●軟癤(なんせつ) なつぶしの事なり ◯暑(あつ)き時(とき)小児(せうに)の頭(つふり)になつぶし出来たるには   胡麻(ごま)炒(いり)焦(こが)しあつきうちに嚼(かみ)爛(たゞら)かして   つけてよし             譚氏小児方【四角の囲み線】