翻刻!江戸の医療と養生

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袖珍仙方 - 翻刻

袖珍仙方 - ページ 88

ページ: 88

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 口(くち)になる所なり其(その)所(ところ)に艾(もぐさ)にて百 壮(ひ)ほど灸(きう)すべし  痛者(いたむもの)は痛止(いたみやみ)痛(いたま)ざるは痛(いたみ)出て多(おほく)は散(ちり)てよし  もしちらずして口(くち)あきても内攻(ないこう)【左ルビ:うちくさり】の患(うれい)なく  愈(いえ)やすし                    李絳兵部手集【四角の囲み線】 ◯既(すで)に口(くち)出来て腫(はれ)たるには   黒大豆(くろまめ)生(なま)にて粉(こ)にして水(みづ)にてとき付べし    本草【四角の囲み線】 ◯又方   赤小豆(あづき)粉(こ)にして水にてぬるへし一 切(さい)の腫(はれ)   物(もの)にもよし                  小品方【四角の囲み線】 ◯又方   伏龍肝(ぶくりやうかん)《割書:かまとの下の灰(はい)の下の|やけつちなり》蒜(にんにく)等分(とうぶん)に合(あはせ)杵(つき)爛(たゞら)   して泥(どろ)のごとくしてつくべし乾(かはけ)ば付かゆべし   外臺【四角の囲み線】 ◯又方   米(こめ)の粉(こ)四匁 葱白(ひともじのしろみ)壱匁ひとつにして黒(くろ)くなる   ほど炒(いり)て醋(す)を入こねてつくべし癰疔(ようちやう)そのほか   一 切(さい)の腫物(しゆもつ)腫(はれ)て硬(かた)く無頭者(かしらなきもの)には先(まづ)付てよし 外科精義【四角の囲み線】 ◯癰疔(ようちやう)其(その)外(ほか)一切の腫物(はれもの)口(くち)愈(いえ)ず濃(うみ)【膿】出るには   胡麻(ごま)黒(くろ)くなるほど炒(いり)粉にして付てよし      千金方【四角の囲み線】