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●疔(ちやう)
◯疔(ちやう)は頭(つぶり)面(かを)手(て)足(あし)に生(しやう)す紫色(むらさきいろ)にして泡(あは)のごとく
頭(かしら)はひきくて丁盖(かさ)のごとしすべて先(まづ)此(この)薬(くすり)を付
てよし
乱髪(らんはつ)《割書:かみのおちなり|》鼠尿(ねずみのふん)【屎】等分(とうぶん)黒焼(くろやき)にして
針(はり)にて腫物(しゆもつ)の口(くち)を少しあけ右(みぎ)の薬(くすり)を吹(ふき)
入てよし 聖恵方【四角の囲み線】
◯又方
門(かど)の戸(と)の樞(くるゝ)の下(した)の土(つち)取来(とりきた)りて人にしらせず
蒜(にんにく)にてすりつけてよし 魯府禁方【四角の囲み線】
●便毒(べんどく) よこねの事なり
◯便毒(べんどく)腫(はれ)痛(いたむ)には
五倍子(ふし)《割書:女のはぐろつくる時|つくるふしなり》土鍋(つちなべ)の中(なか)へ入(いれ)醋(す)たつふりと入 火(ひ)にて
ゆる〳〵と煎(せんじ)つめどろ〳〵となりたる時(とき)或(あるい)は布(ぬの)か綿(もめん)
かに貼(つけ)てつくべし乾(かはか)ば度〳〵かへてよし 本草【四角の囲み線】
●下疳(げかん) 陰茎(いんきやう)のやまひなり
◯前陰(まへ)たゞれ或(あるい)は瘡(かさ)出来たるには
乱髪(らんはつ)《割書:かみのおちなり|》黒焼(くろやき)にして付てよし 心鑑【四角の囲み線】