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コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [3] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [3] - ページ 16

ページ: 16

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【枠外】 広益秘事大全 【右丁頭書」】 てあらふべしまた石灰(いしばひ)のあく もよろし ○紅染(べにそめ)のきぬちりめんに油の付 たるはつねのごとく洗へば色さめ てあしくなる也 酸漿草(かたばみ)と皂角(さうかく) のせんじ汁にてあらふべしこれへ 少し油を加(くは)ふればます〳〵よく おつるなり色かはることなし ○酢(す)酒(さけ)醤油(しやうゆ)の衣服(いふく)に付たる は蓮(はす)の根(ね)をすりつけて洗(あら)へば 跡(あと)なくおつるなり ○渋(しぶ)のつきたるは燈心(とうしん)の煎汁(せんじしる) にてあらふ又かつをぶしのせんじ 汁にてあらふもよしまた麻(あさ)の 茎葉(くきは)を灰汁(あく)にたれてすゝぐべし ○黐(とりもち)のつきたるは早稲藁(わせわら)の灰(あ) 汁(く)にてあらふべし 【左丁頭書】 ○糞(ふん)に汚(よご)れたるをあらふに は衣服(いふく)を土中(どちう)にうづみおき 一日 過(すぎ)てとり出しあらへば少し も穢(けが)らはしき事なし ○天鵞絨(びらうど)の垢(あか)をおとすには 餅(もち)にてすりておとすべし此方 墨(すみ)をおとすにもちらずしてよし ○紋所(もんどころ)のしみ物をおとすには 紋のところを竹(たけ)の筒(つゝ)などに はりて水中にいれおき柚(ゆ)の皮(かは) にても実(み)のふくろにても持(もち)て ひたものすればおつるなり惣(さう)じて 外(ほか)の処へ水気(すゐき)のちらぬやうに あらふにはみなかくのごとく竹筒(たけのつゝ)か 酌(しやく)のがわなどにはりてあらふべし ○白むくはよき天気(てんき)に日にほし てすぐに日向(ひなた)にて天鵞絨(びろうど)の切(きれ) 【右丁本文】 後 黒焼(くろやき)にし鰻鱺(うなぎ)のやきたるにぬりつけて あたふべし大に効(こう)あり  ○蚘虫(くわいちう)のくだし薬 一 海人草(まくり)《割書:大》 大黄(だいわう)《割書:中》 蒲黄(ふわう) 甘草(かんざう) 山椒(さんしやう)《割書:小》 右五味水にてせんじ用ゆ蚘虫(むし)下りて即効(そくこう) あり海人草(まくり)大黄(だいわう)二味粉にして丸薬(ぐわんやく)とし 用るも又よろし  ○諸(もろ〳〵)の毒(どく)に中(あた)りたる時(とき)の薬(くすり)品々(しな〴〵) 一うどんを喰過(くひすぎ)て中(あた)りたるには大根(だいこん)の絞汁(しぼりしる) を多(おほ)く飲べし又 山椒(さんせう)もよし 一 餅(もち)を多く食(くら)ひたるにも大根(だいこん)のしぼり汁 よろし大根(だいこん)は諸(もろ〳〵)の飽満(はうまん)にいづれもよろし 一 蕎麦(そば)の毒(どく)にあたりたるは楊梅皮(やまもゝのかは)を末(まつ)と 【左丁本文】 して白湯(さゆ)にてのむべし又 萩葉(はぎのは)をせんじ 用ゆるもよし九年母(くねんぽ)の皮(かわ)もよろし 一 豆腐(とうふ)に中(あた)りたるにも大根(だいこん)の汁よしまた 杏仁(きやうにん)を搗(つき)て服(ふく)すべし 一 諸(もろ〳〵)野菜(やさい)の毒(どく)に中りたるには葛(くず)の根(ね)を掘(ほり) とりて水に煮(に)て汁(しる)をのむべし又 胡麻油(ごまのあぶら)人乳(ひとのちゝ) 童便(こどものせうべん)いづれもよろし 一 茶(ちや)にあたりたるは砂糖(さとう)甘草(かんざう)など宜(よろ)し梅(むめ)も よし酢(す)もよし 一 竹(たけ)の子(こ)の毒(どく)に中りたるは蕎麦(そば)の殻(から)を煮(に)て 其汁を多(おほ)くのむべし生姜(しやうが)胡麻(ごま)もよし 一 木実(きのみ)瓜(うり)の類の毒(どく)にあたりたるには肉桂(にくけい)一味 濃(こ)く煎(せん)じてのむべし 【枠外】 広益秘事大全     六十四