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コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [3] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [3] - ページ 28

ページ: 28

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【枠外】 広益秘事大全 【右丁頭書】 の庇(ひさし)を長くして湯殿(ゆどの)雪隠(せついん)又 少しづゝの物置(ものおき)處にすべし ○居風呂(すゑふろ)の木はむろの木また 槙(まき)榧(かや)くさまきを用ゆべし香(かう) 気(き)ありて水につよし又 湯風呂(ゆぶろ) はかた隅(すみ)へよせたるはくさりはやし 四方(しはう)ともに風のとほるをよし とすべし ○生垣(いけがき)は杉(すぎ)の生(いけ)がきよろし 小冬青樹(かもみのき)の生垣(いけがき)亦(また)よしいづ れも茂(しけ)くうゑてきびしく ゆひ梢(こずゑ)を伐(きり)そろゆればさかえ 茂(しげ)りて枝葉(えだは)おほく壁(かべ)のごと くになるものなり山梔子(くちなし)の 生(いけ)がき又よろし萩(はぎ)寒竹(かんちく)など 此余(このよ)も葉(は)のしげき物を植(うゝ)べし 外に池堀(いけほり)などある處 尤(もつとも)よし 【左丁頭書】 天気(てんき)の善悪(よしあし)を見様(みやう) 天気(てんき)のよしあしを見る法 昔(むかし)より おほしといへどもおほかたは無用(むよう) の事(こと)のみにして中(あた)ること少し 今(いま)こゝに挙(あぐ)るところはその験(しるし) あるかぎりの事どもを和漢(わかん)の 書(ふみ)より引出(ひきいて)て考(かんが)へ記(しる)したるなれ ば第一(だいゝち)船(ふね)にのり道(みち)を行(ゆ)く時の こゝろ得あるひは農業(のうげう)漁猟(ぎよれう)など の事に知(しり)おきて益(えき)を得(う)ること 多(おほ)かるべし ○雨(あめ)と晴(はれ)とを知(し)るには其(その)日(ひ) 暁(あかつき)の天気(てんき)と日(ひ)の出る時を伺(うかゞ)ふ べし日の出る時 赤(あか)きは風(かぜ)黒(くろ) きは雨 青(あを)く白(しろ)きは風雨(ふうう)と しるべし又日のいづる時はれて 【右丁本文】 第一(だいゝち)毎日(まいにち)灸(きう)する時 風(かぜ)をさくべし風 瘡(きず)口より入れば 変(へん)しで【じてヵ】急症(きふしやう)となり死(し)に至(いた)る或は犬(いぬ)の如(ごと)く吼(ほえ)た けりて狂(くる)ひ死(し)するあり慎(つゝし)むべし食物(しよくもつ)は 犬肉(いぬのみ)《割書:一生喰ふ|べからず》 赤小豆(あづき) 蕎麦(そば)《割書:三年の間|食ふべからず》 酒(さけ)《割書:一年のむ|べからず》 胡麻(ごま) 麻子(をのみ) 索麺(そうめん) 芋(いも) 油揚(あふらあげ)の類(るい)一切(いつさい)醋(す)のもの 魚類(うをるい) 梅(むめ)《割書:百日の間この品々|くらふべからず》 右の物(もの)食(くら)へば忽(たちまち)死(し)すべし 【挿絵】 【左丁本文】 ゆめ〳〵慎(つゝし)みて妄(みだり)にすべからず若(もし)再発(さいほつ)する時は いかなる名医(めいい)たりとも救(すく)ふべきやうなき物也  ○瘤(こぶ)ぬき薬 一 白蛇(はくじや)《割書:一両 黒焼(くろやき)|にして》 一 檜木(ひのき)の皮《割書:一両》 右(みぎ)二色(ふたいろ)合(あは)せ天南星(てんなんしやう)を粉(こ)にし少(すこし)づゝ加(くは)へて漆(うるし)にて 付(つく)べし ○鼻血(はなち)を止(とむ)る法 一 鼻血(はなち)多(おほ)く出るとも椶梠箒(しゆろはうき)のさきを切(きり)出る方 の鼻穴(はなのあな)へさし込(こむ)べし左右(さいう)共に出るならば左右へ さし込べし頓(とみ)に止(とま)る事 神(しん)のごとし  ○腫物(しゆもつ)の出来所(できどころ)あしきは他所(たしよ)へのくる法 一 萆麻子(ひまし)の油(あぶら)  一 甘草(かんざう)の粉(こ) 右二 味(み)ねり合せ腫物(しゆもつ)には押薬(おしぐすり)を付(つけ)よせんと思ふ 【枠外】 広益秘事大全      七十六