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コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [3] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [3] - ページ 29

ページ: 29

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【枠外】 広益秘事大全 【右丁頭書】 やがて陰(くも)りて晴(はれ)ざるは風雨 となるべし ○数日(すじつ)雨ふりて後(のち)日出て はやく晴(はる)るはかへつて雨ふる 朝(あさ)くもりてやう〳〵遅(おそ)く晴 るはよし ○明日(あす)の日和(ひより)は今晩(こんばん)の日の 入る時に見るべし日の入る時 よく照(て)るは晴(はれ)雲(くも)の中(うち)に日 入るは夜半(よなか)の後(のち)に雨となる 然(しか)らずは明日(あす)かならずふる也 日入て後やうやく紅粉(べに)の ごとくにしてやがて色(いろ)かはるは 風ふきもしくは雨ふる日の入る 時 雲(くも)赤(あか)けれども其色(そのいろ)か はらず漸(やう〳〵)うすくなりて消(きゆ)る はよし黒雲(くろくも)日の入につゞくは 【左丁頭書】 明日 天気(てんき)よからず西に黒雲(くろくも) あれども日の入る時雲なく 日のかたち見えて入れば明日 も雲はれて天気よし ○赤(あか)き雲気(うんき)日の上下にある 時は大風ふく但(たゞ)し色(いろ)変(へん)ぜず してやうやく薄(うす)くなるときは 晴てまた風もふかず日の色 黄(き)に見ゆるは風なり ○白気(はくき)日月の上下にひろく しくは三日の内に悪風(あくふう)雨あり ○日に耳(みゝ)あるに南にあるは 晴(はれ)北にあるは雨 両方(りやうはう)に耳あ るときは雨なし又耳ながく して下へたるゝは久しく晴と 知るべし ○月(つき)に暈(かさ)あるは風かならず 【右丁本文】 所(ところ)に鍼(はり)を浅(あさ)くたて鍼(はり)の口(くち)に右の葉を付ておけ ば其所(そのところ)へよるなり但(たゞ)し色(いろ)のつかぬ中(うち)にのくる也  ○腫物(しゆもつ)押(おし)薬 一 犬山椒(いぬさんしやう)の若葉(わかば)を陰干(かげぼし)にして粉となし天南(てんなん) 星(しやう)三分一入て梅酢(むめず)か米(こめ)の酢(す)にて付べし  ○疵(きず)癒(いや)し薬 一 水仙(すいせん)の根(ね)を摺(すり)て付べし忽(たちま)ちいゆる事 妙(めう)なり  ○瘤(こぶ)落(おと)し薬 一 丹礬(たんはん)をこよりにより込(こみ)瘤(こぶ)を結(むす)びおくべし 自然(しぜん)にだん〳〵としめよせ終(つひ)に落(おつ)るなり  ○餅(もち)の咽喉(のど)につまりたるを治(ぢ)する方法 一 土龍(うころもち)を黒焼(くろやき)にして吞(のま)すべし頓(とみ)に下るなり 又ぢわうせんをくふべし通(とほ)るなり 【左丁本文】  ○打撲(うちみ)の薬 一 温飩(うんどん)の粉(こ) 一 楊梅皮(やうばいひ)【「ヤマモヽノカハ」左ルビ】 一 石灰(いしばひ) 右三味 等分(とうぶん)に合せそくひにてねり丸(ぐわん)し吞(のむ)べし もし急(きふ)なる時は右の散薬(さんやく)【「コクスリ」左ルビ】 を水(みづ)にて用(もち)ゆ  ○手足(てあし)を折(くじ)きたる薬 一 水仙(すいせん)を根(ね)葉(は)ともに黒焼(くろやき)にして梅干(むめぼし)とそくひ におし合(あは)せ付べし又 芭蕉(ばせを)を根(ね)葉(は)ともに粉(こ)にし そくひにおしまぜ付るもよし  ○同 骨(ほね)砕(くだ)けたるには 一 楊梅皮(やうばいひ)を煎(せん)じてよくたで洗(あら)ひ其(その)滓(かす)を よくすりて違(ちが)ひたる所に付て置べし一時(ひとゝき)ばかり ありて砕(くだ)けたる骨(ほね)もなほりちかひたる所も速(すみやか) に癒(いゆ)るなり《割書:石菖蒲(せきしやうぶ)を根葉ともにせんじて|あらふもよし》 【枠外】 広益秘事大全     七十七