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コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [3] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [3] - ページ 30

ページ: 30

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【枠外】 広益秘事大全 【右丁頭書】 暈(かさ)のかげたる方(かた)より来る ○月初(つきはじめ)二日三日まで月見え ざればその月風雨しげし ○新月(しんげつ)下へそりてかけたる弓 のごとく上にたまりなきは其 月雨すくなくかぜ風(かぜ)多(おほ)し仰(あふ)のき て上にたまりあるは其月(そのつき)雨多 し新月(しんげつ)の下に黒雲(くろくも)横(よこた)はるは 明日雨ふる ○月はじめて生(しやう)じ形(かたち)小にして はゞ大なるは水のわざはひ有 かたち大にしてはゞ小なるは 三日のうちに雨ふる ○白気(はくき)月をつらぬくは夏(なつ)は 大水(おほみつ)秋は風ふく黒気(こくき)月を つらぬくは夏(なつ)は大水春秋も水 又は陰(くも)ると知べし 【左丁頭書】 ○月の傍(そは)に黒雲(くろくも)おこるは大 水月の上下 黄(き)なる雲くらく 覆(おほ)ふはお大風 ○日の色(いろ)白(しろ)く夜(よる)月の色(いろ)赤(あか)き は旱(ひでり)せんとする兆(きざし)なり日の色 あかく夜(よる)月の色白きは雨の兆(きざし) なり又日の色 青(あを)く夜月の色 青きは寒(かん)の兆(きざし)なり 【挿絵】 【右丁本文】  ○痣(あざ)ぬき薬 一六月に藜(あかざ)をとり黒焼(くろやき)にして石灰(いしばひ)と砥(と)石と 三色合せ壷(つぼ)に入れ水を浸々(ひた〳〵)に入れ其内(そのうち)へ 餅米(もちごめ)をいれ夏(なつ)は日に干(ほ)し冬(ふゆ)は竈(かまど)の際(きは)に置(おき) 米とろけたる時 竹箆(たけべら)にて痣(あざ)をこそげ血(ち)を出し 其上に右の薬をぬり紙(かみ)を蓋(ふた)にして付おくべし 落(おつ)ること妙(めう)なり《割書:疣(いぼ)ほくろ共に此方にてみなおつる也》  ○癜(なまず)を治(ぢ)する薬 一 蛇脱(へびのきぬ)を焼(やき)酢(す)にてつけてよし紫癜(くろなまず)は硫黄(いわう)を 酢(す)にて煮(に)て茄子(なすび)のへたに浸(ひた)して頻(しきり)に付べし 蛇脱を水にてせんじ洗(あら)ひてもよし白癜(しろなます)は肉(にく) 桂(けい)を末(まつ)として唾(つば)にて付てよし  ○虫喰歯(むしくひば)を治する薬 【左丁本文】 一むしくひ歯(ば)にて難義(なんぎ)なる時は天南星(てんなんしやう)を粉(こ)に して大根(だいこん)のしぼり汁(しる)にて一滴(ひとしづく)のべていたむ方 の耳(みゝ)へ入(いる)れば忽(たちま)ちに痛(いたみ)やむ若(もし)両方(りやうはう)ながら いたむときは両方(りやうはう)の耳(みゝ)へ入るなり  ○同まじなひの法 一 芹(せり)《割書:白根(しらね)を去(さり)て|一にぎり》  一 甘草(かんざう)《割書:少(すこし)》 右(みぎ)常(つね)のごとく一盃半(いつはいはん)を一盃(いつはい)にせんじあげ口(こう) 中(ちう)にふくみてよし又 伊勢白粉(いせおしろい) 蒜(にゝく)二味を 蜆貝(しゞみかひ)一はいに入 手(て)の大指(おほゆび)手くびの間(あひだ)の陷中(くぼみ) 【手の絵】此(この)●点(てん)の處(ところ)《割書:指(ゆひ)をそらせば|くぼみできる也》へ右の貝(かひ)をおし つけおき上をよくくゝりおけば治(なほ)ること妙なり 但(たゞ)し虫(むし)くひ歯(は)左(ひたり)ならば右(みぎ)右ならば左 両方(りやうはう)な らば両方どもくゝり付てよし 【枠外】 広益秘事大全         七十八