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広益秘事大全 3巻. [3] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [3] - ページ 7

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【右丁頭書】 ○七りやう染 赤(あか)きい色なり 木綿(もめん)壱反そむるに蘓枋(すはう)五十匁 黄蘗(きわだ)十五匁山もゝの皮十五匁 こえ松十五匁くれ竹(たけ)の葉(は)十三匁 明礬(みやうばん)七匁右六色を飯椀(めしわん)に水 六はい入れ三ばいにせんじさて 二 番(ばん)せんじには七はい入れ三 盃(ばい) にせんじ三 番(ばん)には水八はい入れ 三はいにせんじさて一番二番三 ばんともひとつにあはせ明(みやう)ばんを 粉(こ)にして入れ三へんそむる也 ○かしは染(ぞめ)は黒色(くろいろ)也久しく なりても色(いろ)変(へん)ぜず又よわくも あらず其方 柏(かしは)の葉(は)を多(おほ)く とりて濃(こ)くせんじ布帛(ぬのきぬ)を簇(しい) 子(し)にてはりて右のせんじ汁を 数十 遍(へん)はけにて引 其後(そのゝち)泥(どろ)にて 【左丁頭書】 一時(ひとゝき)あまりひたしおきてあらひ おとすなり ○正平(しやうへい)小紋(こもん)ぞめの法 荏油(えのあぶら)壱升 密陀僧(みつだそう)十匁 滑石(くわつせき)一匁 明礬(みやうばん)一匁《割書:各粉|にして》 軽粉(けいふん)一匁 右 荏(え)の油にいれ かきまぜいかにもぬるき火にて 一日も煎ずへし若(もし)火(ひ)つよければ こげつくゆゑ油断(ゆだん)なく底(そこ)を かきまぜてねるべしよき時分(じぶん)に 藁(わら)のくきを油(あぶら)の中にたてゝ 見しばらく立(たち)てあるほどの時を よき時とす又 泡(あわ)きえて後(のち)油 を紙(かみ)に付てこゝろみるに多く ちらぬほどをよしとすさて此油(このあぶら) をせんじて後 陶(とくり)にいれおきて 入用の時出しつかふべし久しく 【右丁本文】 益母草(やくもさう)を加(くは)ふべし又 胞衣(ゑな)おりざるには萆麻(ひま) 子(し)の皮(かは)を去(さり)すりくだきて足(あし)のうらに付べし 下(くだ)れば洗(あら)ひ去(さる)なり  ○同 横逆産(よこゞさかご)手足(てあし)先(まづ)出るまじなひ 一 横逆産(よこゞさかご)にて児(こ)の手足(てあし)先(まづ)出る時は其 父(ちゝ)の名(な) を出したる手足(てあし)にかくべし忽(たちまち)順(じゆん)に生(うま)るゝ也 【挿絵】 【左丁本文】  ○懐妊(くわいにん)したるを試(こゝろむ)る法 一 芥(もぐさ)を酢(す)にひたし火にかけてかわかし服(ふく)す べし腹(はら)いためば孕(はら)みたるなりいたまざるは 懐妊(くわいにん)にはあらず  ○子(こ)腹中(ふくちう)にて死(し)したる時の薬 一 竈(かまど)の下の灰(はひ)のしたのやけ土(つち)を粉(こ)にして三 匁 酒(さけ)にて飲(のむ)べし此方 横子(よこゞ)逆子(さかご)にもよろし また大豆(まめ)を酢(す)にてせんじてのむもよし  ○産後(さんご)血上(ちあが)り眩(めまひ)する時の方 一 黒漆(くろうるし)にてぬりたる物を何にても火(ひ)に焼(やき)て 産婦(さんふ)の鼻(はな)へそのけふりを入るべし又 竈(かまど)の下 の土を酒にてのむもよろし  ○産後(さんご)陰門(いんもん)のひろがりて閉(とぢ)ざる方 【枠外】 広益秘事大全         五十五