琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

中山伝信録 巻六 - 翻刻

中山伝信録 巻六 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

 也。剪 ̄テ_二唇-上 ̄ノ髭 ̄ヲ_一令 ̄ムル_レ斉 ̄ラ者 ̄ハ。間〱有_レ之。   五-官-正  国-中惟三-種 ̄ノ人。皆剃 ̄テ_レ髪 ̄ヲ如 ̄シ_レ僧 ̄ノ。一 ̄ハ為_二医-官 ̄ト_一。名 ̄テ曰_二 五-官-正 ̄ト_一。  一為_下王-宮執_二茶-役 ̄ヲ_一者 ̄ト_上。名 ̄テ曰_二宗-叟 ̄ト_一。又名 ̄ク_二御-茶-湯 ̄ト_一。六-人。又  有_下司 ̄ル_二灌-園 ̄ヲ_一 六-人_上。皆全 ̄ク剃 ̄リ_レ髪 ̄ヲ。戴 ̄ク_二黒-色 ̄ノ六-稜幔-頂寛-簷 ̄ノ帽 ̄ヲ_一。  名 ̄テ曰_二片-帽 ̄ト_一。衣-外多 ̄ク着_二短-掛一-領 ̄ヲ_一。比 ̄スルニ_二大-衣 ̄ニ_一略-短 ̄キヿ二-三-尺-  許。黒-色。 二-種 ̄ノ人皆趨-役無_レ時。櫛-髪恐 ̄クハ稽 ̄セン_二時-事 ̄ヲ_一。故 ̄ニ皆  使 ̄ムト_レ従 ̄ハ_二径-省 ̄ニ_一云 ̄フ。  屋宇図

現代語訳

また。唇の上の髭を剪って揃えさせる者は、時々いる。 五官正 国中でただ三種の人のみが、皆僧のように髪を剃っている。一つは医官となる者で、これを五官正と名付ける。一つは王宮で茶役を執る者で、これを宗叟と名付け、また御茶湯とも名付ける。六人いる。また灌園を司る六人もいる。皆完全に髪を剃り、黒色の六稜幔頂で寛簷の帽子を戴く。これを片帽と名付ける。衣の外に多く短掛一領を着る。大衣に比べると略して二、三尺ほど短い。黒色である。この二種の人は皆いつも趨役しており、髪を櫛くことは時事を遅らせることを恐れるため、故に皆径省に従わせるという。 屋宇図