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る故築山之上ゟ馳行て左衛門討せしとや鍋
島先手へ乗れよくと下知を加へたれ共翌朝
惣攻之事旁以難用処に此手之目付成に与制
希る故取物も不取敢生虜者も多出丸江乗込
多れ共出丸与二之丸之城に而敵共防強して
乗兼る其節者榊原父子出丸之内右之方之角
に扣江居たるを源左衛門等見申由其巳後榊
原父子之働不知之与左衛門源左衛門先登と
に進之攻入一番二番を争たるといへ共浪人
之故にや注進之目録に無之鍋島家来馬廻り
一番乗り石井弥七左衛門二番乗り石井伝左
衛門也一番に火を放したるは鉄炮足軽石崎
五郎左衛門二番田代四郎左衛門也此等仕一
番与申へけれ飛騨守義は信綱氏鉄ゟ鍋島手
江目付に附ら連たれ者大君御眼前ゟ茂重く
殊に信綱氏鉄差図にて鍋島勝茂手江横目に
付ら連たれは別而法を守り守ら須へき処に
忘却にや猶更堅き誓納之上与云軍中なれは
一入大切にて勤を子故に周章其身者軍法を
不背と云共口上と偽り諸士を背かせ其上一