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原忍得す本丸江引退く之処道にて悉是を討
取本丸之石壁高さ三間半四間有之て急に難
乗其夜は城中に陣取翌未明鑓梯を以て石垣
江打懸乗しとす爰に黒田美作下知して乗へ
からすと云時に黒田忠之晴而昨夕にも可乗
を延す事無念な連何茂乗連よと下知しゐふ
美作云は忠之若くして知ら津扁りらす不可
乗与云て諸人押江希連は忠之弥呵忍兼歯か
みをして日来思たるゟ相違成鳴呼之者也我
も可乗汝も乗連よ古は兎もあれ今日者億し
たるなと悪口して下知せら連希連は美作申
は殿は何迚さまて決を不被知哉各乗たれは
曲事成迚呵か留希連はさしもの勇々敷忠之
之下知にも家中之者不付且美作口を守て扣
能時節を見合美作乗れよと云つ連は忠之は
勇み進て下知せら連家中一流に勇みに勇待
懸る故一面に梯江上り石垣を伝江大勢一度
に乗込を免き呼んて攻戦希連は少も多るま
す本丸江乗込与云々此時細川忠利黒田忠之
敵を多て狭て鉄炮を放ち希連は味方斗可有