翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

西洋/料理新書 - 翻刻

西洋/料理新書 - ページ 16

ページ: 16

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生来品(しやうらいひん)〈酒醸(しゆじやう)の酒精(しゆせい)酸醸(さんしやう)の炭酸(たんさん)〉は常(つね)に各種(かくしゆ) 特異(とくゐ)なる解散物(かいさんぶつ)にして所謂(いわゆる)腐敗醸(ふはいじやう)なる物(もの) と一様(いちやう)に見做(みな)すべからず  按(あん)ずるに解散物(かいさんぶつ)とは一切(いつさい)の物(もの)其(その)本体(ほんてい)よ  り解(かい)し離(はな)るゝ品(しな)を云(いふ)たとへは木(き)を焼(た)け  ば煙(けむり)出(いつ)るこれ火力(くわりよく)によりて木質(ほくしつ)の中(うち)よ  り解散(かいさん)する一種(いつしゆ)の物品(ぶつひん)なり 右(みぎ)の最終(さいしう)なる真(しん)の腐敗(ふはい)の状態(ぢやうたい)は其(その)物体(ぶつてい)の 組織(くみたち)悉(こと〳〵)く其(その)集合(しふがふ)結成(けつせい)常性(じやうせい)を失(うしな)ひ動(やゝ)もすれ ば糜爛(びらん)の体(てい)を現(あら)はし多少(たせう)の臭気(しうき)を発(はつ)し自(おのづか) ら乾燥(かんさう)して終(つい)に散渙(さんくわん)し易(やす)き粉末状(ふんまつぢやう)を現(あらは)し 一個(いつこ)の堆形(たいけい)を為(な)して止(や)む 窒素(ちつそ)を含蓄(がんちく)する諸物(しよぶつ)たとへば動物(どうぶつ)諸質(しよしつ)の 如(ごと)きは其(その)窒素(ちつそ)を含(ふく)まざる有機(いうき)諸体(しよてい)の結成(けつせい) よりも腐敗(ふはい)に趣(おもむ)くこと殊(こと)に速(すみや)かなり動物(どうぶつ) 諸質(しよしつ)の如(ごと)き其(その)窒素(ちつそ)を含まざる諸品(しよひん)たとへ は樹脂(はるす)脂肪(しばう)揮発(きはつ)塩(ゑん)及(およ)び其他(そのた)の物(もの)に至(いたり)ては 全(まつた)く固有(こいう)の腐敗(ふはい)を受(うけ)ざる物(もの)あり故(ゆへ)に右(みぎ)の