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に乾(かは)かしこれを貯(たくは)ふること一年(いちねん)なるを得(ゑ)
たりこれより黍菜糖(てんさいたう)の製造局(せいざうきよく)に於(おい)て大(をほ)な
る便宜(へんぎ)を得(ゑ)たり黍菜根(てんさいこん)は唯(たヾ)冬間(とうかん)に生(しやう)ずる
者(もの)なるを以(もつて)製造局(せいざうきよく)にありて其(その)時限(じげん)に一頓(いつとん)
に製(せい)し終(をは)るべきにあらずこれに由(より)て製(せい)し
後(を)くれて徒(いたづら)に腐敗(ふはい)する者(もの)なり今(いま)これを貯(たくは)
へて久(ひさ)しきに至(いた)ることを験(けん)せしより以来(いらい)
黍菜糖(てんさいたう)の製造局(せいざうきよく)に於(おい)て一年間(いちねんかん)絶(た)へずこれ
を製(せい)し出(いだ)すことを得(ゑ)て徒(いたづ)らに歳月(さいげつ)を空(むなし)く
することなく利(り)を起(おこ)すこと甚(はなはだ)大なり其他(そのた)
これを乾(かは)かし貯(たくは)ふることを撿(けん)せしより其(その)
容積(ようせき)をして甚(はなはだ)縮小(しゆくせう)ならしむることを得(ゑ)て
これを囤積(とんせき)するに広大(くわうたい)の地(ち)を要(やう)せず且(かつ)こ
れを遠(とほ)きに運輸(うんゆ)するを得(ゑ)たり故(ゆへ)に又(また)これ
を他方(たはう)に致(いた)して国産(こくさん)の一品(いつひん)となしこれを
産(さん)すること少(すくな)き地(ち)に交易(かうゑき)すべしこれに由(より)
て沙糖局(さたうきよく)の為(ため)にも農業(のうがふ)の為(ため)に共(とも)に広大(くわうたい)
の利潤(りじゆん)を起(をこ)せり黍菜(てんさい)を乾(かは)かすには焚材(はんさい)を