翻刻
る後(のち)これを煮(に)るべし已(すで)に煮終(にをは)りて尚(なを)一二(いちに)
時間(しかん)釜中(ふちう)に置(お)き以(もつて)漸徐(せんじよ)にこれを冷定(れいてい)すべし
已(すで)に冷(ひへ)て後(のち)瀝青(れきせい)を以(もつて)これを固封(こほう)す
豌豆(えんとう)及(およ)び其他(そのた)の野菜(やさい)を烹煮(ほうしよ)せずして瓶(へい)に
貯(たくは)ふるには先(まづ)温湯(おんたう)に浸(ひた)してこれを盛(も)るべ
し然(しか)るときは其(その)容積(ようせき)を減(げん)し内(うち)に許多(きよた)の量(りやう)
を盛(も)るべく瓶中(へいちう)残留(さんりう)の気(き)甚(はなはた)少(すくな)し温水(おんすい)に浸(ひた)
すの時間(じかん)は菜(さい)の種類(しゆるい)に従(したがつ)て長短(ちやうたん)ありと雖(いへども)
一時(いちじ)より二時間(にしかん)に至(いた)るべし又(また)アッベルト氏(し)
の法(はふ)に従(したがつ)てキュルクの栓(せん)を以(もつて)密塞(みつそつ)し温水中(おんすいちう)
に置(お)くこと四分(しぶん)の三時(さんじ)《割書:四十五(しじふご)|分(ぶん)なり》ならしむれ
ば乳汁(にうじふ)も亦(また)更(さら)に久(ひさ)しく保(たも)たしむべし
肉羹等(にくかうとう)の食品(しよくひん)を貯(たくは)ふるにアッペルト氏(し)の法(はふ)
より翻案(ほんあん)してやゝ異(こと)なる一新法(いつしんはふ)ありこれ
ウィラウメス氏(し)の創製(さうせい)なりこれを貯(たくは)ふるに
玻瓈瓶(はりへい)を用(もち)ひ又(また)別(べつ)に一小器(いつせうき)を用(もち)ゆこれ長(なが)
さ二(に)ドイム《割書:我(わが)七(しち)|分(ぶん)弱(じやく)》広(ひろ)さ三(さん)ストレープ《割書:我(わが)一(いち)|分(ぶ)》な
る鉄葉(てつえふ)の小片(せうへん)を以(もつて)これを平筧(へいけん)の状(ちやう)に屈曲(くつきよく)