翻刻
ヲ論ジ次ニ食品ヲ述ヘ終リニ割烹ノ法
ヲ挙グ未ダコレヲ大官ノ進御ニ供スル
ニ充ダズト雖西洋調食ノ式ニ於テ或ハ
其概ヲ察スルニ足ント云フ
明治七年六月 行元誌
凡例(はんれい)
一 原書(げんしよ)は日爾曼国(ぜるまんこく)カルマルス氏(し)の原撰(げんせん)
にて諸般(しよはん)の工巧技術(こうこうぎじゆつ)を詳(つまひらか)にせる者(もの)な
り其中(そのうち)の防腐編(ばうふへん)を抄訳(せうやく)して先(ま)づ飲食(いんしよく)
を貯蔵(ちよざう)するの法(はふ)を詳(つまびらか)にす
一 本文(ほんふん)に載(の)するの術語(じゆつご)は従来(じうらい)訳書(やくしよ)を読(よ)
み馴(なれ)し者(もの)は明(あきらか)に解(かい)すべけれとも初学(しよがく)
には解(かい)し難(がた)かるべし故(ゆへ)に毎条(まいでう)註釈(ちうしやく)を
加(くわ)へんと欲(ほつす)れども行文(かうぶん)断絶(だんぜつ)して読み