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柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 12

ページ: 12

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扨右のむしたる釜(かま)を茶(ちや)わんにうつぶせに入れて 上(うへ)へとろゝをかけ。茶わんのふたをとりて出すなり 但ちやわんも。蓋(ふた)も煮湯(にへゆ)へ漬(つけ)をきて。右のごとく するなり。さめてはかげんのあしく候。右柚釜ともに 喰(くう)なり。これは手取(てとり)さかなにてかたし     柚まんぢうの仕かた 一是も右のごとく中(なか)をとり。しばらく水へ漬をき 取あげ雫(しづく)をたらして。上々の漆米(うるこめ)の粉(こ)と。上々の 葛(くず)とを調(とゝの)へをき。白あんのまんぢうの。あんの 沢山(たくさん)なるをとゝのへ。二つ合(あは)せて柚釜へ入れ。さて はたまはりには。右米のこと葛こをつめるなり まんぢうは【饅頭の図】此ごとくに合せて入る也。扨/蒸籠(せいろう) にてむし。よく〳〵さまして。小口切にして。取肴 台引(だいひき)。其外いろ〳〵けひかたあり。但し柚釜の 蓋(ふた)は二寸ほども上(あが)るくらいにして。ごまの油にて 能々あげてけふ也。まんぢうは柚の切口より立(たて)に入る     巻(まき)柚の仕方 一大柚を二つに割(わり)。中の実(み)もあま皮(かは)の白(しろ)き所も