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柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 16

ページ: 16

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右の柚(ゆ)みそを出だし。粉(こ)を ふりかけ。うどんをうつ ごとく。すり木(ぎ)にてうすく打(うち)のばし。扨切かたはなに  なりとも。思ひ付次第(しだい)に花にても何にても切りて けしつぶをふりかけて。むしてひ蒸して日に干(ほす)なり。又 色(いろ)ざし もよろしく候。これはすり合のときに。何なりともそめ 汁(しる)を入申候。赤(あか)はしやうゑんじを入《割書:これはしょうえんじを|しぼる湯に酒少し入る也》 青(あを)はすぐりの粉(こ)。黒(くろ)はなべすみ。黄(き)色はくちなしの 汁(しる)なり。右のごとくすれば。花柚干三十色ほどは此 うちにて出来(でき)候    高野薬柚干(こうやくすりゆびし)の仕方 一是も右の通りに柚柚に米(こめ)の粉(こ)を入るに。これは寒(かん) ざらしの粉(こ)を入る也。外(ほか)の二色は右に同し扨よく すりて此中へ醤油(しやうゆう)を二盃(はい)入る。是はむし候せつに 此柚みそをふくか。長ふりにしてみそ豆の能煮(よくに) たるをあつ〵を。ぐるりとまぶし杉(すぎ)のはのつとを こしらへ。此中へ右豆ともに入。釜(かま)の上(うへ)へ釣置(つりをく) 凡十四五日ほどして。取をろし中の豆をそろ 〵とはなしとりさり。扨柚みそは堅(かた)く成候へは