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柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 17

ページ: 17

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此ままに又むし申候也。少し和(やは)らかになりては板(いた)の 上(うへ)にてすり木(ぎ)にてうどんのへりにのばし。扨 見合に切る(きる)也。うつくしき壺(つぼ)か箱(はこ)かに入をき候へば 取(とり)肴(さかな)によし。大薬也此みそ豆 をけひと 事 秘傳(ひでん)也    柚 薬酒(くすりさけ)の仕方 一 餅柚(もちゆ)を木取にして。焼酎(しやうちう)五合。美琳酎五合 合て一升に。大柚の木取をりうずよりとり候て 十ほど入る。是もよき壺(つぼ)に入。口をとくとして 上を渋帋(しぶかみ)にてつつみ。扨人のふまぬ水気(みずけ)の かからぬ所の地(つち)をほりて。此つぼの上へ。箱(はこ)か四斗(しと) 樽(たる)をかぶせ。上(うへ)へも土をならし申候也。但しふかさ 三尺ほどに堀(ほる)べし。扨冬より仕込(しこみ)候へば翌年(よくねん) 正月 末(すへ)かたに出し申候也。但し冬十月の節(せつ)に 仕候へば寒前(かんまへ)に出す。但しそろりと小口をかた ふけ。柚のつぶれぬやうに酒(さけ)を出し。氷(こほ)りをろしを 少づヽ入りてのむべし又はあたゝめ酒にてもよし 是にぶし。肉桂(にくけい)。ういきやう。右いづれも粉(こ)にして 入。酒をあたためて飲(のめ)ば。第一 積気(しやうき)に妙薬也