翻刻!料理本の世界

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柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 7

ページ: 7

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料理かた。百余品有也。まづ当/冬(ふゆ)の料理かたに もちゆるため。秘書(ひしよ)の中よりゑり出し爰に記す 扨此めしの仕(し)かたは。十月の節に入たるを。大柚なら ば。廿ほど皮(かは)をむき。白きあま皮を能すき取 長さ五分ほどにせん切にする。《割書:但しすいふん|うすくむく》かならず 水をつかふ事をいましむ。扨また袋(ふくろ)の白すじを とり。たねをとりて。汁のすたらぬやうに。まな板 の上にてこま〳〵に切。すりばちに入て。よくする なり。扨めしをたくには。新米の白/搗(づき)を。右 柚廿の所へ。壱升能々/洗(あら)ひて。水を一割がたひかへ 焚(たく)也。扨黒/胡麻(ごま)を二合/煎(いり)て右のめしにまぶし 又せん切の柚も入れ。杓子(しやくし)にてよくかきまぜる なり。扨また上々の醤油と小杯(こさかづき)に一/盃(はい)半分入る 扨めしぢやく時に。右柚の味(み)を汁とも上にをく なり。すぐに火をひき。あらきをき火もとりて 此時に上々の酒をこさかづきに一はい。手にて打 申候なり。此/食(めし)は後(ご)だんの類。又は薬料理には 一だんよろしく候。此食第一。五臓(ごぞう)六腑(ろくふ)をあ