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柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 8

ページ: 8

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ため。別(べつ)してはら中に丸寝(まるね)しても。此めしを喰 する人は病いづる事なし。又こんきの薬なり をこりには大妙薬也。又/眼(がん)病のくすり。其外 いろ〳〵効能あれどもあら〳〵しるすのみ    柚かんの事 一寒中大雪の降(ふる)前々には。殊の外ひゆる也 此時大柚を一つ。水にてあらひ丸ながら《割書:但し刃(は)ものは|いむなり》 手にて割/喰(しよく)する也。但し種(たね)は去るべし。うちの 白皮(あまかは)はさし合なし。朝夕一つづゝ喰する人は。いか ほどかんじ候ても。身うちより汗(あせ)出るなり。これは 五臓(ござう)六腑(ろくふ)をおぎなひ。内をあたゝめる事は人に よく知(し)る所也。本草(ほんさう)綱目(かうもく)にくはしく見たり    柚(ゆう)煮(に)湯(とう)仕方 一大きなる柚を二つほど木取にして《割書:但し水にて|あらふべからず》 釜の下へほりくべ。ぐるりの焦(こげ)たる時。水五合に生(なま) 塩壱合入るなり。此中へ右の焼(やけ)たる柚をつけて そろ〳〵とあらひ。新(あたら)しき茶袋に入て。扨釜に 水を七合ほど入。此中へ入。四合か。三合半に煎(せん)じ