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柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 9

ページ: 9

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出すときに。茶わんに白さとうを少し入て。右の 柚を入て出す也。これを喰すれば。眼(め)のかすみ たるを治し。又□(せん)気のめう薬也。又は大々を右 のごとくにしても。せんきのくすりなり。是我家の 大/秘(ひ)伝なり。扨また気をつかひて。口中へこりて 齢(は)のうきたるに大妙薬也     柚ぞうすい仕方 一柚を四つ切にして。中(うち)の白/皮(かは)をさりて。上々の酒 を随(ずい)ぶんあつかんにして。此中へ漬(つけ)。ふたをよく して。暫(しば)らくして取おく。これもほそく五分程に せん切にして。実(み)は種(たね)をさり。板(いた)の上にてあら〳〵 こまかに切る也。これも大柚ならば十ほどに。古(こ)白(はく) 米(まい)の上々を五合。よくあらひ少しやはらかめに 仕(し)かけ。ぢやく時に。右の柚をみな〳〵めしの上へ 入。蓋(ふた)をとくとして。薪(き)を引申候也。扨又上々の 白みそをかたずりにして。昆布(こんぶ)だしをうすく 煮(にだ)し。此みそをから〳〵汁(じる)にたて。煮(に)かへし候節 右の柚(ゆう)食(めし)を入れ。杓子(しやくし)にて。よく〳〵かきまぜ